結婚指輪は着けっぱなしで大丈夫?着けっぱなしの人の割合やメリット・デメリットを解説!
結婚指輪は「結婚したら、ずっと着けっぱなしにするもの」というイメージがありますが、実際は誰もが着けっぱなしにしているわけではありません。職場の人や友だちのなかにも、「結婚はしているけど、結婚指輪はしていない」という方がいるのではないでしょうか。今回は、結婚指輪を着けっぱなしにしている人の割合や、そのメリット・デメリットについてお伝えしていきましょう。
- 結婚指輪を着けっぱなしにしている人の割合
- 結婚指輪を着けっぱなしにするメリット
- 結婚指輪を着けっぱなしにするデメリット
- 結婚指輪を外したほうがいいシーン
- 着けっぱなしに向いている指輪は?
- 着けっぱなしに向いていない指輪は?
- 結婚指輪を着けっばなしにするときの注意点
- 結婚指輪を買うならケイウノ
- まとめ
結婚指輪を着けっぱなしにしている人の割合
ゼクシィの調査(※1)によると、結婚指輪を「毎日着けている」と答えた人の割合は、妻が「59.2%」、夫が「72.8%」となっています。男性のほうが、着けっぱなしにしている人が多いことが分かります。
「基本着けているが時々外す」と答えた人は、妻・夫ともに「15.5%」。「基本外しているが時々着ける」と答えた人は、妻が「23.3%」、夫が「8.7%」となっています。普段は着けていないけど、特別なときは着けたいと考える女性が多いことが伺えます。
結婚指輪を着けっぱなしにするメリット
結婚指輪を着けっぱなしにしていると、ふとしたときに指輪が目にとまり、幸せな気持ちを感じられるものです。このような幸せ感はもちろんのこと、それ以外にも、着けっぱなしにしていることで以下のようなメリットがあります。
結婚していることを周囲に伝えられる
結婚指輪はふとしたときに目にとまりますが、それは自分だけでなく、周囲の人の目にもとまります。結婚指輪はある意味、「私は結婚しています」ということを周囲に示すシンボルともいえるもので、話したことがない人にも、初めて会った人にも、自分が結婚していることを伝えることができます。既婚者であることが伝わることで、そこからコミュニケーションが広がることもありますし、他の異性に一定の距離感を保ってもらえるというメリットもあります。
結婚指輪を紛失しにくくなる
結婚指輪の紛失に気付くのは、多くの場合、外していた指輪をまた着けようと思ったときです。結婚指輪を毎日着けている人でも、必ずしも24時間着けているわけではなく、仕事や料理、スポーツをするときなど、外している時間はあるでしょう。このように、外していた指輪を着けようとしたときに、「あれっ、どこに置いたっけ?」「ここで外したのは覚えてるんだけど……」といったことになりがちです。結婚指輪を着けっぱなしにしていれば、もしくはできるだけ着脱の回数を減らせば、紛失のリスクを最小限にすることができます。
結婚指輪を着けっぱなしにするデメリット
結婚指輪を着けっぱなしにすることで、どのようなデメリットが考えられるでしょうか。よくいわれるのが以下の2点です。
傷付いたり汚れたりしやすい
結婚指輪を着けっぱなしにしていると、どうしても指輪が傷付いたり、汚れたりしやすくなります。仕事や家事など日常生活では、硬いものを触ったり重いものを持ったりするとき、指輪に傷が付く可能性があります。電車が揺れ、とっさに手すりをつかんだりしたときも同様です。また、結婚指輪に皮脂や脂分が付着すると光沢が失われていきます。その他、化粧品や石けん、洗剤などが指輪の素材に影響を与え、変色が起きるおそれもあります。
料理のときは衛生面で心配がある
結婚指輪を着けっぱなしで料理をする場合、衛生的な問題を招いてしまう可能性があります。調理中は、指輪が食品と接触しやすくなりますが、そのときに、指輪に付着していた汚れが食品に移ってしまう可能性があります。その逆も同じで、指輪に食品のカスや調味料がこびり付いてしまうことで、そこから細菌が繁殖してしまうリスクもあります。よくいわれるのは、生の食材を触るときや、ハンバーグや餃子のタネをこねるときです。このような作業をするときは、指輪を外すか、ビニール手袋を使ったほうが安心です。
結婚指輪を外したほうがいいシーン
結婚指輪を外したほうがいいシーンとしては、以下のようなときが挙げられるでしょう。
お風呂に入るとき
結婚指輪を着けっぱなしにしている人でも、お風呂に入るときは外したほうがいいかもしれません。これはまず、汚れ防止という理由があります。お風呂に入った人はきれいさっぱりしますが、着けていた指輪には石けんやシャンプーなどに含まれる化学物質が付きやすくなります。また、入浴中は水分やシャンプーで指回りが滑りやすい状態にあるため、ふとした拍子に結婚指輪が外れてしまうことがあります。床や壁にぶつかった衝撃で傷が付く可能性もありますし、浴槽や洗面の排水溝に落ちてしまう可能性もゼロではありません。
もう一つ理由を挙げるなら、バスタイムをよりリラックスできる時間にするためです。何も身に着けない状態でくつろぎたいという理由で、結婚指輪を外して入浴する人も多いようです。
寝るとき
毎日、結婚指輪を着けっぱなしにしている人でも、「寝るときは外す」という人は少なくありません。誰でもぐっすりと快眠したいものですが、人によっては睡眠中に結婚指輪が気になってしまうことがあるようです。
たとえば、指輪のサイズが小さく、寝ている間に圧迫感や不快感があるようであれば、寝る前に外したほうがいいでしょう。また、デザインが複雑な結婚指輪の場合は、寝ているときに指輪がシーツや布団に引っかかってしまう可能性もあります。その他、私たちは寝ている間に汗をかくので、その汗が指輪の内側に溜まることで清潔感が損なわれることもあります。人間と同じように、指輪にも「休息」させてあげることが、清潔を保つポイントです。
料理をするとき
料理をするときも、結婚指輪を外したほうがいいシーンの一つです。上述のとおり、結婚指輪を着けっぱなしで料理をすると、衛生的な問題が懸念されます。調理中に結婚指輪が食品や食材に触れることで、指輪に付着していた細菌や汚れが移ってしまう可能性があります。「火を通せば大丈夫」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、加熱によって死滅しない細菌もあります。指輪を外していれば、このようなリスクは最小限に抑えられます。
また、単純に指輪をしていると何かと邪魔になって調理がしにくいという声も聞かれます。その他、調理中には、熱い鍋やフライパンを扱うことがありますが、素材や石によっては熱に弱いものもあるため、注意が必要です。
スポーツをするとき
結婚指輪を着けっぱなしにしている人でも、スポーツをするときは外すことをおすすめします。スポーツでは激しい動きや、予期せぬ接触が発生します。そのとき、結婚指輪をしていると、自分のみならず、他のプレイヤーにケガをさせてしまう可能性があります。万が一のケガを防ぐため、結婚指輪を着けっぱなしでスポーツをするのは避けたほうがいいでしょう。
もちろん、結婚指輪そのものにもリスクがあります。プレー中の激しい衝撃や摩擦が指輪に伝わると、傷や変形、破損につながります。特に、指輪を外してプレーしたほうがいいといわれるスポーツは、両手を使うゴルフや野球のほか、ダンベルやバーベルを使った筋トレなどです。
着けっぱなしに向いている指輪は?
冒頭でお伝えしたとおり、多くの人が結婚指輪を着けっぱなしにしています。これから結婚指輪の購入を検討している方は、「着けっぱなしに向いている結婚指輪」の特徴を押さえておきましょう。
素材
結婚指輪を着けっぱなしにするのであれば、素材の強度・耐久性を重視する必要があります。強度・耐久性に優れた素材としてすぐに名前が挙がるのが、「プラチナ」と「ゴールド」です。ゼクシィの調査(※2)によると、「結婚指輪の素材に何を選んだか?」を聞いたところ、プラチナが80.0%、次いで、ゴールドが12.0%という結果になっています。
プラチナは非常に硬く、強度がある素材で、傷が付きにくく、時間が経っても変色しにくいのが特徴です。結婚指輪が基本的に毎日着けるアクセサリーであることを考えると、プラチナは理想的な素材だといえるでしょう。ただ、純度100%のプラチナは耐久性が下がるため、通常はパラジウムなどの金属を混ぜて、耐久性を向上させます。結婚指輪の素材としては、Pt900(純度90%のプラチナ)やPt950(純度95%のプラチナ)が使われるのが一般的です。
ゴールドの結婚指輪は通常、他の金属と混ぜ合わせて作られています。もともと、ゴールドはやわらかい素材で、純度100%のK24は傷付いたり変形したりしやすいといわれます。このような弱点をカバーするため、他の金属が混ぜられます。結婚指輪の素材としておすすめなのは、金の含有率が75%のK18です。K18は、ゴールドの美しさを保ちつつ、合金化によって硬度や耐久性が増した素材です。変色のリスクも少なく、着けっぱなしにすることが前提の結婚指輪に適しています。
着け心地
結婚指輪を着けっぱなしにしたい場合、忘れてはいけないのが着用する人の「着け心地」です。どれだけ強度や耐久性が優れていても、そもそも着け心地の悪い結婚指輪だったら、気になったり痛かったりで、長時間着けているのがストレスになってしまうでしょう。
一般的に、結婚指輪は角がなめらかであるほど着け心地がよくなります。指輪の内側が丸く仕上げられていれば、自然なフィット感が得られます。また、指輪の外側がなめらかに仕上げられていれば、隣り合う指の違和感も少なくなります。
もちろん、サイズが合っていることは大前提です。結婚指輪がきついと圧迫感を覚え、着けっぱなしにするのが嫌になってしまうでしょう。ショップで試着をして、サイズを入念にチェックしたうえで購入することをおすすめします。
着けっぱなしに向いていない指輪は?
着けっぱなしに向いていない結婚指輪は、傷付きやすい素材や耐久性の低い素材、変色しやすい素材などで作られたものです。このような素材の結婚指輪は、毎日の着用に耐えることができません。たとえば、24Kと呼ばれる純金の指輪はやわらかく傷が付きやすいので注意が必要です。
また、大きな宝石があしらわれていたり、凝った装飾や細かなデザインが施されていたりする指輪も、着けっぱなしにするのには向いていません。傷が付きやすかったり、装飾部分が引っかかったりするなど、日常生活において不便を招く可能性があるからです。結婚指輪はシンプルなデザインが人気ですが、これは実用性だけでなく、「長年、着けっぱなしにしていても飽きがこない」という理由もあります。
もちろん、サイズも重要です。結婚指輪がきつかったり、ゆるかったり、引っかかりがあったりすると着けっぱなしにするのは難しくなってしまいます。
結婚指輪を着けっぱなしにするときの注意点
結婚指輪を着けっぱなしにする場合は、以下の3点を意識するようにしましょう。
自分でメンテナンスをする
結婚指輪を美しいまま保つには、メンテナンスが必要です。特に、着けっぱなしにする結婚指輪はメンテナンスが重要で、汚れが付いたままにしていると、そこから指輪が変色してしまうことがあります。ご自宅でこまめにメンテナンスをしていただくことで、変色のリスクを減らし、指輪の美しさや耐久性を維持することができます。
▼日常的なメンテナンス
やわらかい布で優しく乾拭きします。それだけで汚れが落ち、輝きがよみがえります。ジュエリークロスを使ってもOKです。
▼ちょっとくすんできたなと思ったら
少量の中性洗剤をぬるま湯に溶かし、やわらかい布ややわらかい歯ブラシを使ってやさしく指輪をこすります。これにより、汚れや皮脂を取り除くことができます。
定期的にショップのクリーニングを利用する
結婚指輪を着けっぱなしにする場合、定期的にジュエリーショップのクリーニングを利用しましょう。ショップのクリーニングでは、プロのスタッフが専門の道具と技術を使い、細部の汚れまで除去してくれるので、まるで購入当時のような輝きがよみがえります。また、結婚指輪のフィット感もチェックしてもらえるので、もし違和感などがあれば、すぐにサイズ直しに対応してもらえるでしょう。
最近は、結婚式の前から結婚指輪を着けるカップルも増えています。その場合、結婚式までの間に指輪が汚れてしまう可能性がありますが、ショップのクリーニングを利用すれば、ピカピカの状態で結婚式を迎えられます。クリーニングのメニューや価格などはショップによって異なるため、購入時に確認しておくのがいいでしょう。
汚れる可能性があるときは外しておく
「結婚指輪が汚れる可能性があるときは、あらかじめ外しておく」という考え方も重要です。たとえば、料理をするときは、食材のカスや調味料が指輪に付着することがあります。掃除をするときは、薬品が指輪に付着する可能性もあるでしょう。お風呂では、シャンプーや石けんなどの成分が指輪の汚れの原因になります。その他、スポーツ中の接触によって指輪が傷付いたり、庭仕事やDIYをしているときに、土や砂、塗料などが指輪に付着したりすることもあります。
このように、結婚指輪が汚れる可能性があるとき、事前に外しておくことは、指輪の状態を保つうえで大切なことです。ただ、着脱の回数が増えると紛失の可能性が出てくるので、指輪の管理には注意するようにしましょう。
結婚指輪を買うならケイウノ
自然の強さ、優しさ、美しさに理想の姿を見出して生み出されるデザインが、ケイウノの結婚指輪です。内甲丸仕上げによる極上の着け心地や、耐久性の高い金属の配合など、見えない部分にまでこだわり抜いて製作しています。
ケイウノは、これまで50万組以上のカップルの細やかなご要望にお応えしてきたジュエリーブランドです。デザイン・製作・販売を一貫して行っているため、既製品と同じような価格で、結婚指輪のオーダーメイドが可能です。店舗には、オリジナルデザインの婚約指輪を豊富に取りそろえているほか、アレンジオーダー、フルオーダー、リフォーム、手作りなどのサービスもご用意しています。
まとめ
今回は、結婚指輪を着けっぱなしにしている人の割合や、着けっぱなしにするメリット・デメリットなどについてお伝えしてきました。結婚指輪を着けっぱなしにする予定の方は、購入時に、素材やデザイン、着け心地にこだわるのはもちろんのこと、「この指輪はサイズ変更ができるか?」「このショップはサイズ直しに対応しているか?(有償か無償か)」といった点まで確認するようにしましょう。長く使っていく結婚指輪だからこそ、無償でサイズ直しに対応しているショップのほうが安心です。
記事執筆で参考にしたデータ
※1:ゼクシィ <結婚指輪は毎日着けている?>アンケート調査結果
https://zexy.net/mar/manual/ring_info/article_148.html
※2:ゼクシィ 結婚トレンド調査2022
https://souken.zexy.net/data/trend2022/XY_MT22_report_06shutoken.pdf