結婚指輪の選び方を解説!後悔しないためのポイントは?
結婚指輪は毎日身に着けるジュエリーなので、見た目の好みだけで選んでしまうと、後悔することになってしまうかもしれません。結婚指輪を購入する際は、デザインのほか、リングの素材や幅、ラインや形状、仕上げ、宝石や刻印の有無、サイズや着け心地などを総合的に見て検討する必要があります。今回は、結婚指輪の選び方について解説していきます。
結婚指輪とは?相場はいくら?
結婚指輪は、夫婦の絆を象徴するジュエリーであり、永遠に途切れることのない愛を誓い合うシンボルともいえるものです。日本では、結婚式の指輪交換の儀式においてお互いに結婚指輪を贈り合い、以降、生涯身に着けていくのが一般的です。ゼクシィの調査(※1)によると、結婚指輪の全国の平均相場は「28.1万円」となっています。
結婚指輪を購入するまでの流れ
結婚指輪を購入するまでの一般的な流れは以下のとおりです。
・ステップ1:イメージづくり
まずは、二人でどんな結婚指輪がほしいのかを話し合います。雑誌やインターネット、SNSなどで情報収集をしながら、理想の結婚指輪のイメージを描いていきましょう。
・ステップ2:ショップ巡り
気になるジュエリーショップに足を運びます。スタッフに希望を伝え、実際に結婚指輪を試着して、見た目の印象や着け心地などを確かめましょう。2~3軒のショップを回って比較するカップルが多いようです。
・ステップ3:購入
「これだ」という結婚指輪が決まったら、サイズや刻印などの最終確認をして購入します。既製品に満足できない場合は、オーダーメイドも検討しましょう。オーダーメイドの場合は、デザイナーと相談しながら二人の希望を形にしていきます。
既製品の結婚指輪を購入した場合もすぐに受け取れるわけではなく、刻印やサイズ直しなどを経て、3~4週間後に受け取るのが一般的です。オーダーメイドの場合、セミオーダーなら1か月程度、フルオーダーなら2か月程度かかります。
結婚指輪の選び方とは?
「素材」「幅」「ライン・形状」「仕上げ・宝石・刻印」「サイズ」「着け心地」の観点で、結婚指輪の選び方についてご説明します。
1:素材
結婚指輪に使われる定番の素材は「プラチナ」で、男女ともに人気があります。プラチナの次に人気があるのが「ゴールド」で、ホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールドなどのバリエーションがあります。
これまでは、プラチナとゴールドの結婚指輪が大半を占めていましたが、昨今は新素材も登場しています。たとえば、透明感のある美しい黒色が特徴の「タンタル」や、カラフルな色合いを表現できる「ジルコニウム」などがあります。
素材の有する色合いやデザイン性はもちろんのこと、毎日身に着ける結婚指輪だからこそ、金属アレルギーへの配慮も重要です。特に、普段から指輪などのジュエリーを身に着ける習慣がない方は、結婚指輪の購入前に金属アレルギーの有無をチェックすることをおすすめします。
2:幅
結婚指輪はリングの幅(太さ)によって、手元の印象や装着感が大きく変わってきます。
リングの幅は0.5mm刻みで設定されています。女性に人気があるのが2.0mmや2.5mmなどの細身の幅で、男性に人気があるのが3.0mm、3.5mmなどの太めの幅です。
一般的に、幅が太い結婚指輪ほど安定感がありますが、重みがあり、引っかかりやすいことが気になる方もいます。一方で、幅が細い結婚指輪は軽やかな装着感が得られますが、強い衝撃や圧力が加わったときに変形するリスクがあるなど、強度の面でやや不安があります。婚約指輪との重ね着けを考えているのであれば、幅が細い結婚指輪のほうがバランスがよくなります。
3:ライン・形状
指の形、長さ・太さは人によって異なります。そのため、似合う結婚指輪のライン・形状も人によって変わってきます。
結婚指輪のラインは、 「ストレートライン」「ウェーブ(S字ライン)」「V字ライン」 の3種類が主流です。定番はストレートラインで、洗練された印象になります。ウェーブ(S字ライン)は優しい雰囲気に、V字ラインはシャープな雰囲気になります。
結婚指輪の形状とは、リングを切ったときの「断面」の形のことをいいます。一般的な形状としては、「甲丸」「平打ち」「平甲丸」の3種類があります。甲丸は丸みのある形状で、平打ちは四角い形状、平甲丸はその中間に当たります。どの形状を選ぶかによって手元の印象やフィット感が大きく変わってきます。
4:仕上げ・宝石・刻印
結婚指輪の仕上げ方法として一般的なのは、「鏡面仕上げ」「マット仕上げ」「ヘアライン仕上げ」の3つです。鏡面仕上げは表面を鏡のように磨き上げた仕上げで、光を反射しやすいため、華やかで高級感のある印象になります。マット仕上げは表面を艶消し加工した仕上げで、肌なじみがよく、落ち着いた雰囲気になります。ヘアライン仕上げは表面に細い線を入れた仕上げで、光沢を抑えつつ、シャープで洗練された印象を与えます。
また、ダイヤモンドなど宝石の有無によって結婚指輪の印象は大きく変わってきます。リングの内側に、結婚記念日や二人のイニシャルを刻印するカップルも多くいます。
5:サイズ(号数)
結婚指輪を購入するときは、サイズ(号数)を慎重に検討する必要があります。圧迫感のあるサイズだとストレスになり、次第に結婚指輪を着けなくなってしまう可能性があります。逆に、ゆるめのサイズだと、ふとした拍子に指から抜け落ちて紛失する原因になりかねません。
なお、同じサイズでもリングの幅によって装着感が変わってきます。一般的に、幅が太い指輪は若干きつく感じ、幅が細い指輪は若干ゆるく感じるといわれます。繰り返し試着をして、しっくりくるサイズを選ぶことが重要です。
6:着け心地
結婚指輪は基本的に着けっぱなしにするジュエリーです。それゆえ、着け心地は非常に重要なポイントになります。どれだけデザイン性や耐久性に優れた結婚指輪でも、着け心地が悪ければ、長時間着けているのがストレスになってしまいます。
結婚指輪の着け心地は、サイズやリングの幅、素材など、さまざまな要素によって変わってきますが、一つ重要なポイントになるのが「角のなめらかさ」です。指輪の内側がなめらかに仕上げられていれば、自然な着け心地が得られます。また、指輪の外側がなめらかに仕上げられていれば、隣り合う指の違和感が少なくなります。
結婚指輪の購入時によくあるお悩み
1:結婚指輪の素材や幅は相手と違うものにしてもいい?
結婚指輪を選ぶとき、多くのカップルは統一感を重視しますが、デザインに統一感があれば、素材が異なっていても問題はありません。逆に、同じ素材でもデザインに統一感がないと、結婚指輪らしさが薄れてしまいます。また、結婚指輪の幅(太さ)も無理に統一する必要はありません。男女では指の太さ・長さが異なるため、通常は男性のほうが幅の太い指輪を、女性のほうが幅の狭い指輪を選ぶ傾向にあります。
特に、統一感を重視したいカップルには、二人のリングを重ねることでデザインがつながる結婚指輪を検討してみるのもいいでしょう。
2:二人の好みが合わない場合はどうすればいい?
結婚指輪を選ぶ際に二人の意見が合わない場合、既製品にこだわると、どちらかが妥協することになりかねません。その場合は、オーダーメイドの結婚指輪をおすすめします。セミオーダーは、既製品のデザインを基にしてディテールを変更することができます。フルオーダーは、一からデザインを起こして、細部まで自分たちのこだわりを反映させたオンリーワンの指輪を製作することができます。
オーダーメイドであれば、二人の意見をうまく取り入れながら、満足度の高い結婚指輪をつくることができるでしょう。
結婚指輪の購入後のポイント
毎日身に着ける結婚指輪は、どうしても汚れが溜まりがちですが、汚れが付着したままにしていると、そこから指輪が変色してしまうことがあります。変色を防ぎ、美しい状態をキープするためにはメンテナンスが不可欠です。日頃のメンテナンスは、やわらかい布やジュエリークロスで優しく乾拭きするだけでOKです。
また、定期的にジュエリーショップのクリーニングを利用することも大切です。ショップのクリーニングでは、プロのスタッフが専門の道具を使い、細部の汚れまで除去してくれるため、まるで購入当時のような輝きがよみがえります。加えて、結婚指輪のフィット感もチェックしてもらえるので、違和感がある場合は、すぐにサイズ直しに対応してもらえます。
結婚指輪ならK.UNO(ケイウノ)
ケイウノは、これまで50万組以上のカップルの細やかなご要望にお応えしてきたジュエリーブランドです。
自然の強さ、優しさ、美しさに理想の姿を見出して生み出されるデザインが、ケイウノの結婚指輪です。内甲丸仕上げによる極上の着け心地や、耐久性の高い金属の配合など、見えない部分にまでこだわり抜いて製作しています。店舗には、オリジナルデザインの結婚指輪を豊富に取りそろえているほか、アレンジオーダー、フルオーダー、リフォーム、手作りなどのサービスもご用意していますので、ぜひお気軽にご来店ください。
まとめ
後悔しない結婚指輪選びのポイントは、デザイン性とともに着け心地を重視することです。そのためには、リングのサイズや素材、幅や形状を入念に検討する必要があります。加えて、「サイズ直しができるか?」「何回までできるか?」「無償か有償か?」といった点も含め、アフターサービスの内容を確認しておくことも重要です。ジュエリーショップのスタッフに相談しながら、ぜひお二人にぴったりの結婚指輪を選んでいただきたいと思います。
記事執筆で参考にしたデータ
※1:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023
https://souken.zexy.net/data/trend2023/XY_MT23_report_06shutoken.pdf