ケイウノのマイスター達K.UNO MEISTERS
Vol.4Noは言わない。特別な想いをカタチに
コンシェルジュ 窪田綾乃
お客さまのご要望や想いを伺い、特別な宝物作りをお手伝いするケイウノのコンシェルジュ。制約のないオーダーメイドを手掛けるケイウノのお店には、様々なご要望をお持ちの方がご来店されます。日々、銀座本店で多くのお客さまの想いをカタチにする、トップコンシェルジュのお話をご紹介します。
子どものころの趣味は、
キラキラした小石を拾って集めることだった
大学の専攻は、史学科の西洋史。学芸員の資格を取るために美術館や博物館に通っていて、企画展の立案をするなど、美術品に触れる機会がとても多い学生時代でした。
元々小さい時からキラキラした物が好きで、道端や校庭に落ちている綺麗な小石を集めたり、宝飾店のチラシから好きなジュエリーの写真を切り抜いて集めたりと、今思えばその頃から宝石に強い興味を持っていたように思います。就職活動時、販売職にはあまり興味はなかったのですが、ケイウノではオーダーメイドでジュエリーを作れると知ってその奥深さに興味を持ち、入社しました。
ケイウノだからこそ叶えられる
お客さまの想い
オーダーメイドといっても、普段は具体的なイメージをお持ちでない方が多いのですが、以前、珍しく作りたいご婚約指輪のイメージをしっかりとお持ちで、5店舗ほど回ったものの希望が叶うお店がなく、困り果ててご来店された方がいらっしゃいました。お話を伺うと、おふたりの誕生石や曜日石など4種の宝石を留め、想い入れのあるクローバーとバラをデザインしたい、とのこと。ケイウノは基本的にデザインに制約なく製作できるため、常駐のデザイナーがデザイン画を描きイメージを形にしたところ、驚くと共に声を弾ませながらとても感動してくださいました。クローバーは、以前プレゼントしたアクセサリーのモチーフだったそうで、4種の宝石を4枚の葉に見立て、バラはおふたりをイメージして2輪デザイン。“幸せを運ぶクローバーを、これからもふたりでずっと守っていけますように”とご提案させていただいたところ、とっても喜んでくださいました。
デザイナーや職人と共にお客さまの想いを聴きながらジュエリーを生み出せるケイウノだからこそ、こうして一人ひとりの想いを叶えていけることが、とても嬉しいです。
お客さまの想いや、気持ち、
歩調に合わせて
自分が常に持っている姿勢として、自分の気持ちを優先させることがほとんどありません。これは私の元々の性格でもあり、それを苦に思うこともありません。そのため、既製品をお勧めして購入いただくのではなく、お客さまの想いをカタチにするケイウノの接客は、とても自分に合っていると感じます。日々、お客さまの個性を引き出し、カタチにしていけるよう心掛けています。
また、お客さまの数だけデザインが生まれるので、完成品の検品などの際には、ジュエリーとしての精度だけでなく、お客さまの想いをカタチにできているか、こだわりのポイントを叶えられているかを確認するのも私の大事な役目です。
オーダーメイドゆえ、0.5号刻みのサイズ確認やモチーフ表現のルーペ確認など、検品は細部まで及びます。仕上がりにご満足いただくところまで責任が伴いますので、その点においてはいつも緊張感を持ちながら携わっています。一人ひとりのお客さまを深く知って関わることができ、その結果、結婚記念日などお客さまの方からお声をかけてくださるような関係を築けることが、とても幸せです。さらに私の場合は、自分自身が昔から興味のあるカラーストーンの分野の勉強ができ、かつそれが仕事としてお客さまに還元できている実感を持てることも、大きなやりがいの一つです。
記憶に残るひとときを
ケイウノはブライダルリングだけではなく、ファッションジュエリーや時計など様々なアイテムを取り扱っています。節目のお祝いや贈り物で悩んだときには、ケイウノや私を思い出して頼っていただけたら嬉しいです。生涯の宝物ともなるジュエリー選びの時間が、記憶に残るような幸せなひとときとなるよう、日々のお客さまとの時間を大切にしていきたいです。そして、お客さまから頂く「ありがとう」の言葉を励みに、これからもたくさんの喜びをお届けしていけたらと思います。