こんにちは、ケイウノオーダーメイドサロン名鉄店のデザイナーです。
今回は、1つの石の中にピンクとグリーンが半分づつ入った“トルマリン”を使った、オーダーメイドリングをご紹介します。
大学時代に専攻していた<鋳造(ちゅうぞう)>。
鋳造とは金属を熱して液状にして型に流しみ、冷やして固めて造形を作る加工方法のこと。
そこで出会った、鋳物の<鋳肌(いはだ)>に惹かれ、鉄瓶の鋳肌をイメージしたテクスチャーでデザインをしました。
鋳肌は高温で溶けた鉄を土で作った型に流し込む際、土の表面と水蒸気の影響で、ザラザラとした荒々しい表情になることをいいます。
その温かみのある表情をジュエリーにしてみたいと感じていました。
側面には小さい頃に庭に植えたキンモクセイの花をさり気なく添えて…
初心を忘れず、ずっと続けてきたモノづくりへの熱い気持ちを持ち続けられるようにと、想いを込めた指輪です。
鋳肌模様は、職人が指輪の原型となるワックスに手彫りで作っています。
細かいこだわりも再現してくれる手業は、オーダーメイドで培ってきた技術を持つケイウノの職人ならでは。
本物の<鋳肌>の様で、私も満足のいく仕上がりに感動しました。
小さなことから、漠然としたイメージまで…
少しでも「こんなことできないかな?」や「このデザインが好き。だけど…」といった気持ちをお持ちでしたら、何でもご相談ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。