こんにちわ。
酒舐め職人です。
以前、木目金(モクメガネ)について書きましたが、伝統的な技法も数多く習得しているケイウノ職人は、日々、手仕事がとても多いのです。
今日は、「ミル打ち」についての紹介。
「ミル打ち」、とはラテン語(?)で「千の粒」の意味だそうです。その名の通り、小さな金属の丸い粒粒が綺麗に並んでいますね。
先端が丸くお椀型にくぼみがあるため、こちらの工具で金属を打ちつけると、「千の粒」ができるという技法。実際は木製グリップはセットせず、金槌で打ちつけます。
▼“ミル打ち”が施されたブライダルジュエリー『ロイヤルブライトネス』
一粒一粒打ち込むので、気を抜いてしまうと列が曲がったり隙間が空いたりして綺麗な列になりません。
手間はかかりますが、この技法だと一粒一粒の立体感もでるので、長年使用してもミル打ちがつぶれてしまう恐れが少なくなるメリットもあります。
やはり、手仕事万歳ですね。